うちで読んだ絵本たち

デザイン会社に勤務する母が娘に読んだ絵本のログと、うちの子の好き度などをまとめていきます。

009:読んでると食べたくなる「おにぎり」

おにぎり (幼児絵本シリーズ)

おにぎり (幼児絵本シリーズ)

友人が娘にプレゼントしてくれた絵本。絵がとても写実的。炊き上がったホカホカのご飯でおにぎりを作っていく工程が描かれている。
平山さんの本との出会いはこれが最初だったけど、うちには今は「いちご」もあります。
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  • 世界観・雰囲気

柔らかいタッチ、輪郭淡めで描かれるリアルな「おにぎり」。シズル感満載で温かいおにぎりが食べたくなる。ご飯がアツアツなので、ご飯を握った手はじんわりと赤みがかかるなど、細かいところまでリアルで、単に「リアルなタッチで描かれている」わけではない。細かな観察とその描写があるからこそ、読み終えた頃にはおにぎりが食べたくなるほど読み手を引き込むパワーがある。

  • 装丁

ハードカバー

  • 特徴

ホカホカ炊きたてのお米からおにぎりを作る手順でストーリーが展開していく。

  • 1ページの文字量

10〜20文字程度

  • 音読目安

1分くらい

  • ムスメに読んでいた時期

1歳〜2歳

  • ムスメ好き度(星5中)

★★★★★

  • 母好き度(星5中)

★★★★★
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工程を見ながら一緒に手真似?(って言うのかな?)をしながら音読するのが我が家スタイル。
娘も楽しいようで、今ではソラでセリフを言いながら手真似をしてる。

ただリアルなだけではなくて、本当に絵なのかと思うほどのシズル感で、炊きたてのお米の香りが漂ってきそうな雰囲気。
読んでると娘は「食べていい?いいかなぁ?」とページをめくる度に聞いてくる。わかる、わかるよ、その気持ち!

結構古い発刊で、描かれている炊飯器なども昭和の香りが漂っていて、そんな雰囲気もまた「おにぎり」という題材とマッチして、母はノスタルジーを感じずにはいられない。

そんなところも含めてとてもお気に入りな絵本の一冊。
あまりに母、娘共に好きすぎて友人のプレゼントとしても何度か選んだ。